副詞
- 副詞は、かなりの意味があって、語形変化しない単語
- 語形変化しない、というのは、いろいろな文に登場しつつ、同じ形で使われる、ということ
- 上掲のリンク先にあるように、副詞が状態を表して、述語になる場合は、無理して英語風に考えれば形式主語とbe-動詞相当のものに対応して副詞が使われている、と考えることも可能。形式主語も、現在時制のbe-動詞も、なくても解る、として省略されれば、無人称主語のない述語副詞文の出来上がり
- さて。
- 述語副詞用法以外の副詞の用法は、「修飾」する役割を持つ副詞用法
- 修飾情報を分類すると、こちらのサイトにあるように
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- 程度・頻度・数量
- 時間・場所
- 状態・様相
- 比喩
- のように分けられる
- 語形変化のある品詞との関連
- 程度・頻度・数量などを表す形容詞があるだろう。同様の意味を副詞的に持たせるとき、「短語尾形の中性単数形」を副詞とする
- 時間・場所・立場(状態)などを表す名詞があるだろう。同様の意味を副詞的に持たせるとき、「単数造格」を副詞とする。もともと、造格には「~として」という意味があり、be-動詞+「~として」という表現が成立しうることから固まったと考えるのもありだろう
- 状態の情報を持つ動詞があるだろう。「~している状態(不完了体動詞)」「~し終えてその帰結をも意味する(完了体動詞)」。それらの意味を「~なる状態」として副詞的に持たせるとき、「副動詞」にして副詞的に用いる。副動詞は、不完了体の動詞にяを付けて作る。「○○しながら」の意味、完了体の動詞にвやшиを付けて作る。「○○してから」の意味。
- 形容詞・名詞・動詞から副詞型単語が作られるので、副詞の数は非常に多くなる
- 逆に言えば、副詞が、様々な意味の語幹的役割を果たし
- そこに対応する形容詞があるとすれば、短語尾形・長語尾形を作り、変化語尾が付くべきであり
- それに対応する名詞があるとすれば、単数造格形が確定し、変化語尾が付くべきであり
- そこに対応する動詞があるとすれば、完了体・不完了体の動詞として定め、変化語尾が付くべきである、との枠組みで考えておくこともOKか