動詞の活用 再び
活用の一覧
- 動詞の活用は、一つの単語に着目すると以下のように網羅される
- 共役変化
- 時制:過去・現在・未来
- 人称(1,2,3)
- 数(単・複)
- 性(男・女・中)
- 法
- 非共役
- 副動詞(~しながら、~してから)
- 形動詞
- 長語尾(時制(過去・現在)x(能動・被動))
- 短語尾(時制(過去・現在)x被動)
- 共役変化
使われない活用形と完了体・不完了体
- 網羅はされるが、「使わない・存在しない」活用形もある
- 「使わない・存在しない」活用形がどれかには、完了体・不完了体の別が大きく関係する
- 「完了体・不完了体」は別の意味でも活用形と大きく関係する
- それなりに多くの動詞の完了体は不完了体に接頭辞がついただけのものであり、そうすると、活用形の変化パターンは共有される
- それなりに多くの動詞の不完了体は完了体にватьをつけたものでり、そうすると、活用形の変化パターンにはある種のルールが共有される
- したがって、動詞の活用形を考えるときには、完了体・不完了体を併せて確認するのもよい方法である
活用を押さえるための最小限
- 語幹に子音をつけるか母音をつけるか
- あるタイプの子音をつけるのは
- 直説法過去 л
- 副動詞過去(~してから) в
- 形動詞短語尾過去被動形 н
- あるタイプの母音を付けるのは
- 直説法現在/未来 ю (1人称単数)に始まり、母音全般
- 副動詞現在(~しながら) я
- 形動詞短語尾現在被動形 ем
- あるタイプの子音をつけるのは
- この原則から、形動詞長語尾は次のような対応になる
- 形動詞長語尾現在能動形:副動詞現在に(ш)ий
- 形動詞長語尾現在被動形:形動詞短語尾現在被動形に(м)ый
- 形動詞長語尾過去能動形:副動詞過去に(ш)ий
- 形動詞長語尾過去被動形:形動詞短語尾過去被動形に(н)ый